COLUMN

クリニックコラム

Dr.坂井コラム

糖尿病の腎臓の合併症

こんにちは。

今日は糖尿病の腎臓の合併症についてのお話です。
糖尿病の一番よくみる合併症に糖尿病腎症というものがあります。
糖尿病の方はご自身が現在糖尿病腎症第何期であるかをご存じですか?

高血糖が長年持続していると、腎臓の毛細血管がダメージを受けて徐々に腎臓の機能が悪くなってしまいます。
腎症も、自覚症状が出るのはとても進行してしまってからなので、自覚症状がない時期から定期的に腎症第何期なのかの検査が必要です。
検査は初期の頃はまずは尿の検査で行います。第1期から第5期まであります。
糖尿病腎症第2期の人は、血糖コントロールを良くすることにより第1期に戻ることが出来ます。そのため糖尿病腎症は定期的に検査でチェックし合併症が進行ていないかみていく必要があります。
合併症が進行し、第3期になるとなかなか改善は困難となり、なるべくそれ以上悪くしないのが目標となってきます。
そして第4期、第5期と悪化してしまいますと透析が必要になってしまうのです。 ぜひ糖尿病の方で自分が糖尿病腎症第何期なのか知らない方は主治医の先生に聞いてみて下さいね。

最近はコロナワクチンを打った方がいいかどうか聞かれる事が多くなりました。
私は全員の方に勧めていますし、私自身も出来るだけ早くに打ってもらう予定です。
特に糖尿病の方は必ずワクチンを接種するようにお勧めしています。

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以前に子供達と人のほとんどいない河原で遊んだ時の写真です。
早くどこにでもお出かけ出来るようになるといいですね。