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院長コラム

舌下免疫療法

今月いよいよ、当院で毎年行っているスギ花粉症に対しての舌下免疫療法の導入時期になりました。

2020-09-23 07.06.35

そういう私も重度のスギ花粉症を持っておりまして(Class6、特異的IgE抗体100以上)、
毎年、スギ花粉症の飛散前の1月下旬より内服薬を開始し、 点鼻薬、目薬のフル装備にて、なんとか辛い時期が過ぎ去るのを待っておりました。

その私が、今から5年前にスギ花粉症の舌下免疫療法に出会い、世界が変わりました。
舌下免疫療法を始めて年明けの花粉症の時期には、すでに舌下免疫療法以外の内服薬は不要で、
点鼻と点眼のみでこと足りました。

そして、翌年には目のかゆいときのみ点眼薬をしようするにとどまり、
3年目からは、舌下免疫療法以外は、内服も点鼻も点眼も行わずに外出しても、全く花粉を感じず無症状でした。

今まで、花粉を感じないことがなかったので、花粉症がないとはこういうことだったんだと、世界観が変わりました。

今年の花粉症のシーズンをもって約5年間舌下免疫療法を行いましたので治癒と判断し終了しましたが、
重度のスギ花粉症の方には、体験者の私からもぜひお勧めの治療だと思います。

スギ花粉症の飛散が始まるとできなくなる治療で、おおよそ10月末までに始めることをお勧めしています。