皆さんこんにちは。管理栄養士の大中です。
暑さも少しずつやわらぎ、秋分を迎えて秋めいてきましたね。
今月は敬老の日ということで、いつまでも元気でイキイキと過ごせるよう骨の強化、骨粗鬆症の予防、改善に重要な「カルシウム」についてお話ししたいと思います!

カルシウムが骨に良いと言うことは皆さんご存知かと思いますが、その他にはどういった役割を持つのでしょうか?
<カルシウムの役割・効果>
骨や歯を形成するだけでなく、神経伝達物質の放出や筋肉の収縮、血液行にも関与しています。
また、カルシウムは美肌にも効果があります。ターンオーバーのサイクルを整えてくれたり、しわやたるみの防止にもなります。

不足するとどうなる?
骨密度の低下や骨折のリスクが高まるほか、筋肉の痙攣や痛み、心臓の動悸や不整脈、動脈硬化や高血圧などの不調を引き起こす可能性があります。
子供の場合は成長障害や骨の発達障害にもつながります。
★ポイント★
カルシウムの吸収率を高めるためには、ビタミンD、ビタミンK及びマグネシウムを一緒に摂取することが重要になります。
カルシウムを多く含む食品:小魚、干しエビ、海藻類、ゴマ、切り干し大根、牛乳・乳製品
※牛乳・乳製品が大きなカルシウム源ではありますが、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質が腸内環境を乱す作用を持つため摂取する際は量や頻度に注意すると良いかと思います!
「敬老の日」は、ただ感謝を伝えるだけでなく、健康を願い、支えるきっかけの日でもあります。
栄養のバランスと食べやすさを意識し、ご家族と一緒に楽しく食事をすることが心と体の元気にもつながります。
