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クリニックコラム

大腸がんが増えています!

こんにちは!片野です。

今回は大腸の病気に関して、「大腸がんが増えている」ということについてお話しします。

大腸がんは増加しています!

がんは死因のトップであり、死亡総数の約4分の1を占めています。中でも大腸がんの死亡率年々増加傾向にあります。がんの部位別にみると、大腸がんの死亡数は男性で2位女性で1位になっています(2022年人口動態統計)。

食生活の欧米化が背景にあると考えられていることから、今後も大腸がんの罹患数は増加することが予想されています。

 

大腸がんの症状は?

大腸がんを疑う症状には以下のようなものがあげられます

  • 便に血が混じる
  • 便秘 または 下痢
  • 便がすっきり出ない。残った感じがする
  • 便が細い
  • 腹痛や腹部膨満感     など

しかし、早期の大腸がん症状がほとんどないため、定期的な検診が重要!!です。

早期発見で治癒が可能です

最初にお話しした通り、大腸がんの死亡数は年々増加しています。一方で、大腸がんは早期に発見すれば、ほとんどが治癒可能な病気です。ごく早期の大腸がんに対しては外科的な手術ではなく、内視鏡での粘膜切除でお腹を切らずに治癒も可能です。

 便潜血検査を受けましょう!

症状がある方はもちろん、以下にあてはまる方も大腸がんのリスクがある方と報告されています。

  • 40歳以上の方(大腸がんは年齢とともに増加します)
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 家族(とくに親・兄弟姉妹)に大腸がんを患った方がいる

大腸がんの診断のためには大腸内視鏡検査が必要ですが、まずは簡単に調べる方法として便潜血検査(便の中に血が混ざっていないかを検査する方法)があります。まずは積極的に便潜血検査を受け、大腸がん早期に発見する機会を逃さないようにしましょう!

 

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[胃カメラ・内視鏡検査]

岐阜県可児市 医療法人梶の木会 梶の木内科医院 内視鏡専門医 片野敬仁