2025年の花粉シーズンは前年よりもやや多い予測が出ています。
花粉症の症状を軽減するために、「花粉を避ける」「体質を整える」「適切な治療を受ける」の3つのアプローチが重要です。
本記事では、2025年版の最新花粉症対策として、
- 花粉を防ぐ生活習慣
- 症状を和らげる食事
- 最新の治療法(舌下免疫療法を含む)
について詳しく解説します。
1. 花粉を防ぐ生活習慣|飛散時期の正しい対策
花粉をできるだけ体に取り込まないことが、症状悪化を防ぐ第一歩です。
2025年のスギ花粉のピークは2月~4月と予測されており、この時期の対策が重要になります。
(1)外出時の花粉対策
✅ マスク&メガネの活用
- 花粉カット率の高いマスク(不織布マスク推奨)
- 花粉防止用メガネ(JIS規格対応の商品を選ぶ)
✅ 花粉が付きにくい服装を選ぶ
- ポリエステル素材のアウターを着用(ウールやニットはNG)
- 静電気防止スプレーを活用し、花粉の付着を防ぐ
(2)室内の花粉対策
✅ 空気清浄機の活用
- HEPAフィルター搭載のものを選ぶと◎
- 加湿器と併用し、花粉の浮遊を防ぐ
✅ 帰宅時に花粉を持ち込まない
- 玄関で衣服をはたき、花粉を落とす
- 髪の毛や顔も軽く洗い流すと効果的
2. 花粉症を和らげる食事|体質改善で症状を軽減
近年の研究では、腸内環境を整えることで花粉症の症状を緩和できる可能性が指摘されています。
以下の栄養素を積極的に摂取し、花粉症に強い体質を作りましょう。
(1)腸内環境を整える食品
✅ 発酵食品(乳酸菌・ビフィズス菌)
- ヨーグルト(無糖タイプ推奨)
- 納豆・味噌・キムチ
✅ 食物繊維が豊富な食品
- ごぼう、アボカド、オートミール
(2)炎症を抑える食品
✅ オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)
- 青魚(サバ・イワシ・サンマ)
- 亜麻仁油・えごま油
✅ 抗酸化作用のある食品
- 緑茶(べにふうき茶が特におすすめ)
- ブルーベリー・赤ワイン(ポリフェノール豊富)
3. 最新の花粉症治療|当院の舌下免疫療法について
花粉症の治療には、抗アレルギー薬の服用や点鼻薬の使用が一般的ですが、近年注目されているのが「舌下免疫療法」です。
(1)舌下免疫療法とは?
スギ花粉エキスを含む薬を舌の下に投与し、体を徐々に花粉に慣れさせる治療法です。
これにより、花粉症の根本的な改善が期待できます。
実は、院長である私も、重度のスギ花粉症です。毎年、成人式の終わったあたりから内服薬を開始、2月に入ったらすぐに、点鼻+目薬と、ほぼフル装備で!!
そんな私が、舌下免疫療法に出会い、始めたのが舌下免疫療法の薬が発売された翌年の2015年夏。以後、5年間実践、2016年の花粉症のシーズンから、即効果が出て、内服薬を止めても全く症状が悪化しなかったのです。
翌年は、かゆい時だけ、目薬を、そして、2017年には、マスクをしなくても全く症状がなく!!車も窓を開けて走っても、何ともなく!!
「花粉症がない世界って、こんなだったんだ!!」と、感動!!
そして、2020年花粉症のシーズン終了ととに、5年間の治療期間を終了しました。その後、5年後の今年も、全く無症状で、快適な生活が送れています。
こんなに花粉症に苦しんだ自分の体験を基に、本当に花粉症で苦しんでいる方々に、この感動を届けたい!そんな思いで、お勧めしている治療法なんです。
✅ メリット
- 3~5年(メーカー推奨5年)続けると、約80%の人が症状改善を実感
- 体質改善により、薬なしでも快適に過ごせる可能性がある
- 副作用が少なく、安全性が高い
✅ デメリット
- 最低でも3年間の継続が必要(即効性はない)
- スギ花粉飛散期には治療を開始できない(6月~12月初旬までに開始が推奨)
(2)当院での舌下免疫療法について
当院では、スギ花粉症の舌下免疫療法を実施しております。
✅ 治療開始時期:2025年6月より受付開始
✅ 対象年齢:5歳以上の患者様
✅ 治療期間:3~5年(メーカー推奨5年)
事前に診察とアレルギー検査が必要ですので、ご希望の方は早めにご相談ください。
4. まとめ|2025年の花粉症対策は早めがカギ!
2025年の花粉飛散量は前年よりやや多い予測となっており、早めの対策が症状軽減のポイントになります。
✅ 生活習慣を見直し、花粉を避ける工夫をする
✅ 食事で腸内環境を整え、炎症を抑える
✅ 最新の治療法(舌下免疫療法)を検討する
当院では、舌下免疫療法をはじめ、最新の花粉症治療を提供しております。
症状が気になる方は、お気軽にご相談ください!